イソマルトオリゴ糖の概要

ポリフェノールとヤーコンのオリゴ糖

イソマルトオリゴ糖は一部が消化性のオリゴ糖です。

イソマルトオリゴ糖は腸内有用菌の活性化、虫歯の原因になりにくい、甘さが控えめ、やや低カロリーなどの特徴を持ちます。

イソマルトオリゴ糖はコクのある甘みを持ち、砂糖を100とすれば30~55程度の甘さがあります。砂糖が1g当たり4キロカロリーであるのに対して、イソマルトオリゴ糖は1g当たりで約3キロカロリーが熱量として体に吸収されます。

はちみつやみそ、しょうゆ、清酒などに含まれています。また、イソマルトオリゴ糖は家畜の下痢を改善するために、飼料に混ぜて与えることもあります。

イソマルトオリゴ糖の生産方法

イソマルトオリゴ糖を生産するには、酵素反応を利用します。

イソマルトオリゴ糖はマルトース液(澱粉から生産)を原料として、α-グルコシダーゼなどによる酵素反応の転移という技術を用いて製造されます。

マルトースは麦芽糖ともいわれ、水あめの主成分として知られています。澱粉の原料としては様々ありますが、とうもろこしを原料とすることが比較的多いようです。

なお、コーンスターチという名称がありますが、これはとうもろこしを原料として作られた澱粉のことを指します。

イソマルトオリゴ糖のカロリー

イソマルトオリゴ糖のカロリーは1g当たりで3キロカロリーあり、フラクトオリゴ糖やガラクトオリゴ糖などの難消化性オリゴ糖と比べるとやや高カロリーです。

イソマルトオリゴ糖が他の難消化性オリゴ糖(2キロカロリー)と比べて高カロリーであるのは、一部が消化される(砂糖のような性質)ためです。

イソマルトオリゴ糖は他の糖類と比べて熱や酸の影響を受けにくいといわれていますので、料理に使用しやすいオリゴ糖といえるでしょう。