免疫力もオリゴ糖で改善

ポリフェノールとヤーコンのオリゴ糖

免疫力もオリゴ糖で改善することができます。オリゴ糖で免疫力を改善するしくみは、オリゴ糖による腸内環境の改善にあります。

オリゴ糖の摂取で腸内環境を改善して免疫力を高めることは、あらゆる病気に抵抗する力を備えるためには重要なことなのです。

健康な人の腸内環境では、善玉菌の量が悪玉菌の量よりも多くなっています。また、腸内には善玉菌と悪玉菌以外にも中立の菌というものが存在します。

善玉菌はビタミンを合成したり、免疫力を高めたり、感染症を防いだり、悪玉菌を減らしたりするので生命の維持には不可欠な存在です。その反対に悪玉菌は有毒ガスを生産したり、発がん性物質を生成したりします。

でも、現代人の生活環境ではこの善玉菌と悪玉菌のバランスが崩れ、善玉菌よりも悪玉菌の量が多くなりがちです。そして悪玉菌の量の方が優位になってくると、中立だった菌までもが体に悪影響を及ぼすように作用します。

病気は免疫力の低下から

病気とは免疫力が低下した時に、引き起こされるものです。普段は免疫力が正常であるためにたいして影響力を持たなかった病原菌が、免疫力が弱くなったときに勢いづいて病気を引き起こすのです。

例えば免疫力が弱まった時に、肺炎が引き起こされるような状況です。

あらゆる病気の大半は特定の原因のために引き起こされるのではありません。体の免疫力が低下しているときに、免疫力にさえ問題がなければ引き起こされなかったはずの病気が引き起こされるのです。

だから、体の免疫力を良い状態に保つことが、あらゆる病気に対抗する最も確実な方法です。風邪も病気もがんも、免疫力さえ高まっていれば引き起こされる可能性はぐっと減少します。

免疫力は食生活のほか、ストレスや寝不足によっても影響されます。

腸内環境が免疫力に影響

腸内環境と免疫力には密接な関係があります。免疫力を低下させる大きな原因が腸内環境の悪化にあるため、腸内環境を整えることで免疫力を取り戻すことができるというわけです。

ところで骨髄や消化器官や肝臓など、体内のさまざまな部分で生産された免疫細胞は、実にその半数以上が腸に集中して存在しています。

腸内にむき出される形で存在する免疫細胞は、腸内環境の影響を直接受けるのです。そのようなわけで腸内環境を左右する腸内細菌群は、免疫力の大小に大きく影響しているといえます。

私たちが食べたものに含まれる微量の有害物質や、食品の未消化物が腐敗する過程で腸内に発生する細菌やその細菌が作り出す毒素を排除するのは、大腸に生息する善玉菌の役割なのです。

もしも腸内環境が悪玉菌優位であるために食品の未消化物がどんどん腐敗する状況であれば、便の色やにおいの悪化とともに腸内の免疫細胞が影響され続けることを意味します。

腸内環境が健康であれば免疫力も高められ、全身も健康であるというわけです。