ヤーコンのオリゴ糖は安心

ポリフェノールとヤーコンのオリゴ糖

ヤーコンは天然オリゴ糖の含有量が全食品中NO.1というめずらしい天然食品ですので、ヤーコンの摂取で得られるオリゴ糖の健康効果も天然素材100%のものです。

オリゴ糖の健康効果はとても優れたものですので、特定保健用食品としては厚生労働省に「おなかの調子を整えたい方に適する食品」として認可されています。

オリゴ糖それ自体は健康効果に優れているのですが、残念なのが特定保健用食品で摂取できるオリゴ糖は、砂糖や乳糖や食物繊維から人工的に作られたものです。

当然、オリゴ糖の精製過程には酵素反応の利用や微生物による発酵工程を含み、自然界にはもともと存在しない形でのオリゴ糖が生産されます。

例えば乳果オリゴ糖は乳糖とショ糖を原料にして酵素反応を利用して作られ、ガラクトオリゴ糖は乳糖をアルカリ処理して作られます。

人工オリゴ糖の利点と欠点

人工オリゴ糖のよいところは、体によい影響を与える成分であるオリゴ糖を簡単に摂取できることです。その反対に欠点といえば、工業的に生産された成分が体に対してどのように影響するのかがわからない点です。

確かに効率化の世の中で、人工保存料を添加していない食品を探すこと自体が難しくなりました。ソーセージやハム、ちくわやかまぼこに至るまで、ほとんどの食品には保存料が含まれています。

ただし、それが人工オリゴ糖の負の作用を肯定する理由にはならないでしょう。

人工保存料を含む食品は単純に食べたいから食べているのであって、健康のために摂取するオリゴ糖のような成分とはまた性格の異なるものです。

カロリーゼロの人工甘味料にしても、食欲増進の負の作用を伴います。

天然食品から抽出したアミノ酸で作られる化学調味料であっても、これを生後間もない乳児に与えると成長障害を引き起こしてしまいます。同様にアミノ酸を含む母乳を与えても、何ら問題にはなりません。

大豆イソフラボンのサプリメントの例でも最近その評価が一変し、コエンザイムQ10にしても安全性な用量を30mg以上にしてよいのかという素朴な疑問があります。

人工の成分のどんなところに負の作用があるのかは、実際に体験してみなければわからないのです。

ヤーコンの利点

ヤーコンの利点といえば、天然のオリゴ糖を補えるところです。

ビタミンやミネラルを補うのであれば、含有量の多い食品を見つけ出すことができます。例えばビタミンAであればにんじんや小松菜、といった具合です。

ただしこれほど健康効果に優れた成分であったとしても、天然オリゴ糖を手軽に補える食品はそれほど多くありません。それゆえに、特定保健用食品として人工オリゴ糖が製造されるのです。

短期的な健康効果を考えるだけなら人工のオリゴ糖でもよいのですが、長期的で確実な健康を考えるのなら、ヤーコンで天然のオリゴ糖を摂取したいものです。