ヤーコンのポリフェノールが生活習慣病の予防に

ポリフェノールとヤーコンのオリゴ糖

ヤーコンのポリフェノールは生活習慣病の予防には優れた成分です。

ヤーコンの皮や皮付近にはポリフェノールが特に多く含まれていて、その量は赤ワインに匹敵するくらいであるといわれています。

ポリフェノールは動脈硬化と老化との関連で、私たちの健康にきわめて重要な役割を果たしています。豊かな食生活のおかげで高脂血症の若年化が進んでいます。

最近では動脈硬化は中年の病気であるとは言い切れなくなりました。赤ワインが人気なのもそういった背景があってのことなのでしょう。

ポリフェノールの作用

ポリフェノールには一般的に強い抗酸化作用があり、老化やがん、動脈硬化などの生活習慣病を発症する原因の一つとされる体内での活性酸素の発生を抑制する効果以外に、最近では長期間に及ぶ摂取により、血糖値を下げて糖尿病を予防する作用なども報告されています。

ポリフェノールの代表格としては赤ワイン、柿、緑茶などに含まれるタンニンという種類のポリフェノールがあります。

タンニンは特に渋みを感じるポリフェノールという解釈をする方が多いのですが、柿の渋みはその代表的なものです。

その他大豆や豆類に含まれるイソフラボンや緑茶に含まれるカテキン、紫芋や黒大豆、黒米に含まれるアントシアニンも有名になったポリフェノールです。

ヤーコンのポリフェノールの種類

ヤーコンが含むポリフェノールの種類は、クロロゲン酸を始めとしたものです。クロロゲン酸には一般的なポリフェノールの抗酸化作用とともに、抗変異原性があるといわれています。

抗変異原性とは、(細胞の突然変異などによる)がんの発生を抑制することを指します。似たような言葉に抗がん性がありますが、これは発生したがんの成長を抑制する性質です。すなわちクロロゲン酸には、がんの発生を抑制する作用があるということを意味します。

その他のクロロゲン酸の特徴としては、血糖値の安定化を促す作用があることです。

ところで糖尿病患者は健康な人に比べて、血液中のマグネシウム濃度が低いことが指摘されています。マグネシウムは糖の代謝に関わる栄養成分で、慢性的なマグネシウムの不足が糖尿病を悪化させる要因になるといわれています。

糖尿病患者にインシュリン増感剤という治療薬を投与すると、血糖値の正常化とともに肝臓内のマグネシウム濃度も上昇します。このような理由から、糖尿病とマグネシウムには関連があると考えられています。

クロロゲン酸には肝臓内のマグネシウム濃度を高める作用があることから、インシュリン増感剤と同様の作用があるのではないかという可能性が指摘されています。