間食を減らしてダイエットを有利に

ダイエット中にはついつい、お菓子に手をだしてしまいます。

周りの人が何かおいしそうなものを食べているのを見て、急に食欲がわいてきたことは今までになかったでしょうか。

今度はその反対に何かに熱中している時に、夕食の時間はとっくに過ぎているはずなのに空腹にぜんぜん気が付かなかったことはなかったでしょうか。

単純に胃の中が空になったときに食欲がわくものだと普通は考えますが、先ほどの例のように、必ずしもそうだとはいえないのです。

実際、空腹感がどのようにして生じるのかは、今のところまだわかっていません。

食欲のきっかけは想像

食欲が沸くきっかけには、想像力が必要なようです。

確かに胃の中が空になることが食欲を生む1つの条件ではありますが、それだけでは食欲は生まれないようです。

食欲は胃の中が空になってから、おいしそうな匂いが漂ってきたり、おいしそうな食べ物を見たりした時に起こります。

あるいはおいしそうな食べ物を想像したり、おいしそうな食べ物を想像させる音が聞こえてきたりしたときに急に沸いてくるものです。

お菓子や食品を見ない

それならば近くにお菓子や食品を置いておかなければ、少なくともおいしそうな食べ物を見ることはなくなります。

つまり、菓子パンやスナック菓子などを目に付くところへ置いておかないことです。こうすることで、食欲が沸くしくみの内の「おいしそうなものを見る」という条件を排除することができます。

また、お菓子を買って家に置いておくのなら、1回分以上は買わないようにします。

それを食べ切った後にはまた買い物へ行かなくてはならないため、食欲にセーブがきかなくなった時に、食べたい思いと買い物に行くめんどうを天秤にかけることができるからです。

禁欲的なダイエットの手段

これは少し禁欲的なダイエットになってしまいますが、グルメを遠ざけることも食欲をセーブする1つの手段です。

つまり、普段の食事で大好物のメニューを避けるのです。

例えばハンバーグやファーストフードが好きなのであれば、それらのメニューを食卓に上げないようにします。

その代わりに煮物や肉じゃがや焼き魚といった、あまり好物でないものを多用した食事内容に変更するのです。

こうすることで「おいしそうなものを見る、おいしそうな匂い、香り」といった条件を排除することができます。

伝統的な和食の多様は、健康維持にも効果的です。