食事を抜けばダイエットは簡単?

食事を抜けば、ダイエットは簡単に行えるものでしょうか。

ダイエットは基本的に、1日のカロリーの総摂取量を総消費量よりも抑えることです。

この点においては、「食事を抜けば簡単に痩せられる」というのは正しいかもしれません。でもこの食事抜きダイエット(断食ダイエット)にはいくつか欠点があります。

断食ダイエットでは栄養が不足

食事抜きダイエットの欠点の1つが、三大栄養素(たんぱく質、脂質、炭水化物)及びビタミン、ミネラルなどが不足することです。

たんぱく質は筋肉や肌、髪など体を作るのに欠かせない重要な栄養です。脂質は主にエネルギー源や体温の維持の役割を持っています。

炭水化物は筋肉や脳の栄養源であり、これがなければ筋肉も働かず脳も機能しません。

ビタミンとミネラルは、これら三大栄養素の体内利用を潤滑にする働きを持っています。これらの栄養が欠乏すれば、健康が維持できません。

これではたとえダイエットに成功したとしても、肌はカサカサで疲れやすく、無気力で記憶力も落ちてしまい、病気になりやすく・・と、何もよいことはありません。

基礎代謝量の減少でダイエットしにくい体質

ダイエットには基礎代謝量の維持が大切で、これを高めることによって痩せやすい体質を築くことも可能です。

食事抜きの欠点の1つは、基礎代謝量が低下してしまうことです。

基礎代謝量の低下はダイエットを非常に不利にしてしまいます。基礎代謝量の低下は一日全体の消費カロリー量を減少させてしまうからです。

基礎代謝による消費カロリーは一日全体の消費カロリー量の約70%を占めていますので、これが一割低下することで、一日全体の消費カロリー量の7%が低下することを意味します。

食事抜きで基礎代謝量が減少してしまう原因は、栄養の欠乏から体の筋肉が失われてしまうからです。

筋肉は基礎代謝を行うために、とても重要な役割を果たしています。筋肉量の減少は基礎代謝量の減少へとつながってしまうのです。

筋肉はたんぱく質を原料として作られています。

食事からのたんぱく質の不足は筋肉量を減少させてしまい、豊富にたんぱく質を摂取することでは筋肉量を増加させることも可能です。

それゆえに、食事抜きで痩せることは筋肉量の減少から基礎代謝量を減らしてしまい、以前よりも痩せにくい体質になることを意味します。

その他、食事を抜くことは精神面からもよくありません。

食事を抜くことによって食べたい、食べたい・・ということで頭の中がいっぱいになります。

急激に痩せた後には度々リバウンドを経験することになり、そのジレンマから過食症と拒食症におちいってしまうことになるのです。