お酒のカロリーは太らない?

お酒のカロリーは摂取しても太らないのでしょうか。

お酒のアルコールは1g当たり7キロカロリーです。例えば40度のウイスキーを100ml飲むと40gのアルコールを摂取したことになり、摂取カロリーとしては280kcalです。

このように純粋なアルコールのカロリーを考えると、お酒は比較的高カロリーといえます。

でもアルコールのカロリーは一般的にはエンプティーカロリーといわれることがあり、摂取しても体脂肪にはならないカロリーであるといわれています。その理由はアルコールを摂取しても、そのカロリーは体に蓄積することなく直後に放出されるからだといわれています。

それでは、お酒はどれだけ飲んでも全く太ることがないのでしょうか。

お酒の実質的なカロリーはたんぱく質と炭水化物

お酒の実質的なカロリーは、たんぱく質と炭水化物です。お酒のカロリーを構成するものとしてはアルコールを第一に思い浮かべますが、お酒にはたんぱく質と炭水化物も含まれています。

これらの内でアルコールによるカロリーがエンプティーカロリーとして体に蓄積されないとすれば、お酒を構成する実質的なカロリーは炭水化物とたんぱく質(共に4kcal/1g)となります。

例えば清酒は100gで、たんぱく質と炭水化物(の合計)を4〜5.5g含んでいます。清酒による実質的な摂取カロリーは、100gで16〜22キロカロリーということになります。

ビールにはたんぱく質と炭水化物が合計で3.5〜5.5g含まれていますので、100g当たりの実質的なカロリーは14〜22キロカロリー、ワインは8〜16キロカロリー、蒸留酒は0キロカロリーということになります。

蒸留酒に全くカロリーがないのは、たんぱく質も炭水化物も含んでいないからです。

お酒のおつまみが高カロリー

しかしお酒のおつまみは高カロリーのものが多いのではないでしょうか。

たとえお酒のカロリーが体脂肪として蓄積されにくいものであったとしても、高カロリーのおつまみを食べながら飲めば太ります。

お酒を飲む時に食べたくなるものといえばピーナツやピスタチオなどのナッツ類、あるいは揚げ物のメニューなど油を含むもの、ポテトチップスなどのスナック菓子でしょう。

また、カクテルなどは非常に太りやすいお酒の種類です。

カクテルは糖分(炭水化物)をかなり含むため、お砂糖がたっぷり入ったジュースを飲むのと同程度に太ります。同様に梅酒なども非常に太りやすいお酒であるといえ、毎日飲むようでは糖尿病の心配も必要でしょう。

アルコールが体脂肪の蓄積を促進

アルコールには、体脂肪の蓄積を促進する作用があるといえそうです。お酒にはたいてい、おつまみなどの軽食が付き物です。

ここで問題になることといえば、何かを食べながらお酒を飲めばアルコールのカロリーとその他のカロリー(炭水化物、たんぱく質、脂肪)を一緒に摂取してしまうことです。

もしも蒸留酒などの実質的なカロリーを全く含まないお酒を飲むだけで済めば、お酒は太らない(太りにくい)といえるかもしれません。ただしアルコールとおつまみを一緒に摂取することで、おつまみのカロリーがより体脂肪に蓄積されやすい結果となります。

なぜなら、摂取カロリーとしてアルコール分のカロリーが体に入ってきた時には、消費カロリーとしてはそのアルコール分のカロリーを優先的に使います。

しかしその一方で、アルコール分のカロリーが体に残っている間はアルコール分以外の(おつまみの)カロリーが消費カロリーとして利用されないため、そのままの形で全てが体脂肪として蓄積されてしまいます。

体のカロリーが消費されるのは運動を行った時だけではなく、基礎代謝といって何もしない安静時でも、自然に少しずつカロリーは消費されていきます。何かを食べた時には食事誘発性熱生産といって、食べたものが消化吸収される時にもカロリーは消費されます。

ただし基礎代謝や食事誘発性熱生産として消費されるべきカロリーがアルコールのカロリーで間に合うとすれば、おつまみとして摂取したカロリーを消費する必要がなくなるわけです。

お酒はご飯と一緒で肝障害を予防

お酒を飲む時こそ、ご飯を食べて肝障害を予防するべきです。

確かに、お酒を飲む時にご飯も一緒に食べれば太ります。ただしお酒の飲みすぎは肝臓の健康状態に悪影響を与えてしまうのです。

それではお酒を飲む時には、どの栄養素を減らしてどの栄養素を増やすべきなのでしょうか。

お酒を飲む時には脂肪分を減らし、炭水化物を増やすべきです。これを反対に行った時の肝臓への悪影響は最大になるようです。

脂肪分とは揚げ物メニュー、炭水化物とはご飯や砂糖です。